■食育アドバイザーと食育インストラクターの違い
食育の資格として、食育アドバイザーや食育インストラクターが知られています。ともに民間の資格ですが、認定団体が異なります。
・食育アドバイザー:一般財団法人 日本能力開発推進協会
・食育インストラクター:特定非営利活動法人 NPO日本食育インストラクター協会、公益社団法人 全国調理師養成施設協会
■食育アドバイザー
通信教育キャリアカレッジジャパンなどが講座を開講しています。公式ページを見てみますと、資格概要は次のようになっています。
〇技能審査の目的
正しい食の基礎知識を持つ食育のスペシャリストを育成し、食を通したコミュニケーション能力の程度を審査し、証明することにより、職業能力の向上と社会的経済的地位の向上に資すること。
〇技能審査の対象
食に関する基礎知識、食材に関する基礎知識など。
〇合格者に付与する称号
食育アドバイザー資格
〇受験資格
協会指定の認定教育機関等が行う教育訓練において、その全カリキュラムを修了した人。
〇試験日程・会場
カリキュラム修了後、随時、在宅にて受験可能。
〇学習範囲
・食育の基礎知識
・食品の安全性についての基礎知識
・栄養学の基礎知識
・消化・吸収の仕組みに関する知識
・さまざまな食材についての基礎知識
・食育活動について
〇受験料
3,500円(税込)
(公式ページ)
・一般財団法人 日本能力開発推進協会:食育アドバイザー
■食育インストラクター
似たような名称で2つの団体が認定しているようです。
〇NPO日本食育インストラクター協会の食育インストラクター
「食育」の理解や実践のレベル等により、インストラクター「資格」を5段階に分けて認定しています。5段階の内訳は、1級~4級、そしてプライマリーです。
たとえば、プライマリーの場合、協会が定める一定の内容の通信教育講座を修了することが条件で、「がくぶん」の「服部幸應の食育インストラクター養成講座」などが開講されています。
(公式ページ)
・特定非営利活動法人 NPO日本食育インストラクター協会:資格取得方法について
〇全国調理師養成施設協会の食育インストラクター認定登録制度
食育インストラクター認定登録制度は、調理師養成施設の在学生および卒業生等に対し、協会の定める「食育インストラクター」実施要綱に基づいて講習と試験を実施し、その合格者を認定登録する資格です。
(公式ページ)
・公益社団法人 全国調理師養成施設協会:食育インストラクター認定登録制度