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2013年12月27日

【スッキリわかる】 介護福祉士実務者研修カリキュラム

■ 介護福祉士実務者研修カリキュラム

介護実務者研修カリキュラム(合計450時間)は次のとおり。

※数字は時間数。

・人間の尊厳と自立 5
・社会の理解Ⅰ 5
・社会の理解Ⅱ 30
・介護の基本Ⅰ 10
・介護の基本Ⅱ 20
・コミュニケーション技術 20
・生活支援技術Ⅰ 20
・生活支援技術Ⅱ 30
・介護過程Ⅰ 20
・介護過程Ⅱ 25
・介護過程Ⅲ(スクーリング) 45
・発達と老化の理解Ⅰ 10
・発達と老化の理解Ⅱ 20
・認知症の理解Ⅰ 10
・認知症の理解Ⅱ 20
・障害の理解Ⅰ 10
・障害の理解Ⅱ 20
・こころとからだのしくみⅠ20
・こころとからだのしくみⅡ60
・医療的ケア 50(※)

※ 「医療的ケア」は講義50時間とは別に演習を修了する必要があります。

(参考)
厚労省のHP:実務者研修における「他研修等の修了認定」の留意点について
  (PDFファイル)

上記のリンク先のPDFファイル文書を見ると、介護職員実務者研修カリキュラムだけでなく、初任者研修修了者や、ヘルパー2級修了者、介護職員基礎研修修了者といった資格別にどの科目を受講する必要があるのかが分かります。

ちなみに、初任者研修修了者とヘルパー2級修了者のカリキュラムはそれぞれ次のとおりです。

〇 初任者研修修了者のカリキュラム

  *合計 320時間分。

  ・人間の尊厳と自立 5
  ・社会の理解Ⅰ 5
  ・介護の基本Ⅰ 10
  ・生活支援技術Ⅰ 20
  ・生活支援技術Ⅱ 30
  ・介護過程Ⅰ 20
  ・認知症の理解Ⅰ 10
  ・障害の理解Ⅰ 10
  ・こころとからだのしくみⅠ20

〇 ヘルパー2級修了者のカリキュラム

  *合計 320時間分。

  ・人間の尊厳と自立 5
  ・社会の理解Ⅰ 5
  ・介護の基本Ⅰ 10
  ・介護の基本Ⅱ 20
  ・生活支援技術Ⅰ 20
  ・生活支援技術Ⅱ 30
  ・介護過程Ⅰ 20
  ・こころとからだのしくみⅠ20

カリキュラムの詳細については、当ブログの次の記事をご覧ください。

【詳細版】 介護福祉士実務者研修のカリキュラム


■ 資格の取り方

授業時間数は450時間。期間はおおむね6か月です。

ホームヘルパー2級や初任者研修を修了した人は、130時間分が差し引かれて320時間分の授業を受けます。介護職員基礎研修を修了している人については50時間分で済みます。

(参考)
日本ホームヘルパー協会:訪問介護員の養成と現任者のスキルアップ
  (初任者研修と実務者研修について)

介護実務者研修の資格取得方法は、「通学」または「通学+通信」で450時間分の授業を消化。講座の中で行われる実技試験にパスすると修了できます。実技試験については、難易度はやさしく、まじめに授業に取り組んでいれば大丈夫と言われています。


■ 「実技試験」ってどんな感じ?

介護福祉士実務者研修課程を修了すれば、介護福祉士国家試験で実技試験が免除になります。

ですが、そのかわりに介護福祉士実務者研修の授業の中で実技試験(修了試験)が行われます。中には筆記試験があるところもあります。

主要な学校の実技試験等については、当ブログの以下の記事でまとめています。

【主要7校を比較】実技試験の内容は?【介護福祉士実務者研修】


■ 実務者研修の詳細

実務者研修のくわしい内容については、厚生労働省の次の文書が参考になります。

(参考)
厚労省のHP:介護福祉士の資格取得方法の見直しの延期について
  (PDFファイル)


■ 2017年1月の介護福祉士試験から実務者研修の受講が必須に

実務経験3年を経て介護福祉士を受験する場合、2017年1月(2016年度)の試験から、介護実務者研修の受講が義務付けられます。ですので、実務経験3年のみで無資格者でも受験ができるのは、2016年1月(2015年度)の試験までとなります。

(参考)
介護福祉士試験 公式ページ

※当初、実務者研修の義務付けは2016年1月の試験からの予定でした。ですが、介護業界の人材不足等の理由により、義務化が1年延期されることになりました。


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