■民主党は１人区全滅？
夏の参議院選挙が近づいてきました。Jcastニュースによれば、予想議席数としては、安倍内閣の支持率が高いということで、自民・公明与党で過半数（122議席）の確保はほぼ間違いないというのがもっぱらの予想。対する民主党は、離党者が相次ぎ、１人区全滅の危機に瀕しているのだと言います。
内閣参与・特命任命担当である飯島勲氏は、「プレジデント」（6月17日号）で、「現時点での私の調べでは、民主の壊滅的な激減はほぼ間違いない」と断言。民主党が選挙区で当選できるのは7～9人だけで、1人区の選挙区は全滅とコメントしているとか。
（ソース）
・Jcastニュース：参院選当落予想出始める 民主1人区全滅？壊滅的な敗北
（２０１３年５月２９日）
http://www.j-cast.com/2013/05/29176155.html?p=all
■都議選で民主惨敗
６月２３日の都議選では、自民党は、安倍内閣への高い支持率を追い風に都議会第１党を奪還。公明党と合わせて過半数を大幅に上回りました。
一方、前回は第１党に躍進した民主党でしたが、守りの選挙戦を強いられ惨敗しています。民主党は、品川区や江戸川区などでは現職２人が落選。さらに前回３人当選した世田谷区も全滅。前回は４２選挙区中３８区でトップ当選でしたが、今回はほぼ全ての選挙区で自民党にトップを奪われました。
（ソース）
・時事ドットコム：自民、高支持率が追い風＝守りの民主惨敗－都議選
（２０１３年６月２４日）
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201306/2013062300286
■維新は参院選激減？「５議席」の予測も
ニュースサイトzakzakによれば、夏の参院選について、専門家の中には「発言前の３分の１、維新は５議席程度しか取れない可能性もある」と分析している人もいるそうです。
５月に実施された産経新聞とＦＮＮの合同世論調査では、橋下氏の慰安婦発言について、７５・４％が「不適切」と回答。参院選の投票先でも、維新は４月の調査から４・４ポイント減の６・４％となり、民主党（８・８％）に抜かれて３位に転落したとされています。
（ソース）
・zakzak：維新、参院選“激減”５議席の予測も… 橋下氏会見不発「代表辞任すべき」の声
（２０１３年５月２８日）
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130528/plt1305281145002-n1.htm
こうして見ると、夏の参院選挙は、野党はちょっと頼りなさそうに感じます。よほどのことがないかぎりは、自由民主党が優勢なのかなと思います。
■民主党は消滅しない？
民主党は、将来的にはまた党勢が回復するとの意見もあります。
東洋経済の記事によれば、７月の参院選では大敗しても、国民にはバランス感覚があり、勝たせすぎた政党に対しては次回は厳しく判断し、そして逆に負かせすぎた政党に対しては次回は温情を施すことが多いからです。いわゆる「振り子現象」が起こる可能性があるというのです。
（ソース）
・東洋経済：民主党は、消滅への道をたどるのか？
（２０１３年６月２８日）
http://toyokeizai.net/articles/-/14522?page=2
■各党の政党支持率
ＮＨＫの６月の調査では、自民４１・７％、民主５・８％などとなっています。調査期間は６月７日～６月９日です。ＮＨＫの世論調査の支持率推移は、次のページで見ることができます。
（ソース）
・ＮＨＫ放送文化研究所：政治意識調査
http://www.nhk.or.jp/bunken/yoron/political/