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2013年6月7日

【福島県】甲状腺がんの子供、12人に(2013年)

■甲状腺がんの子供、12人に

福島県は、6月5日、福島第一原発事故の発生当時に18歳以下だった子ども約17万4千人分の甲状腺検査の結果を発表しました。9人が新たに甲状腺がんと診断され、すでに診断された3人と合わせ、甲状腺がんの患者は累計12人になりました。また、甲状腺がんの疑いのある人は累計16人になりました。

チェルノブイリの事故では、被曝から4~5年後に甲状腺がんが発生していることから、福島県は「被曝による影響の可能性はほとんどない」と説明しているということです。

(ソース)
・朝日新聞:甲状腺がんの子、12人に 福島県調査、被曝影響は否定
(2013年6月5日)
http://www.asahi.com/national/update/0605/TKY201306050073.html


■甲状腺がんとは

wikiによれば、甲状腺がんは、チェルノブイリ原子力発電所の事故で周辺の住人に甲状腺癌の患者が多発したことから、放射線に誘発されることが判明しています。

甲状腺腫のうち、甲状腺癌の割合は約5分の1。40歳以上に多発し、男女比は1:4と女性に多い疾患となっています。症状としては、のどにしこりができます。それ以外には典型的な症状はありませんが、のどの痛みや嚥下障害が見られることがあると言います。しかし、無自覚無症状の状態で、健康診断で超音波検査を受けて偶然発見されることも多いようです。

(ソース)
・wiki:甲状腺癌
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B2%E7%8A%B6%E8%85%BA%E7%99%8C

甲状腺がんの小児の発生率については、年間100万人当たり1人から3人との情報があります。

(ソース)
・チェルノブイリ医療支援ネットワーク
http://www.cher9.to/tusin_51_02.html


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