■栃木県の玄米から続々とセシウム
11月5日厚生労働省公表の放射能の検査結果によれば、栃木県の玄米から続々と放射性セシウムが検出されました。セシウムが測定されたのは、日光市と那須町の玄米。
日光市のものでは、1キロあたり53ベクレルという測定結果も出ています。
以下、1キロ当たりのセシウムが10ベクレルを超えた検査結果を抜粋しました。
※単位は1キロ当たりのセシウム合計(ベクレル)。
※測定器はゲルマニウム半導体検出器。
※日付は採取日。
※いずれも非流通品。
〇日光市
・H25.10.18 :17
・H25.10.18 :12
・H25.10.1 :53
・H25.10.4 :13
・H25.10.4 :11
・H25.10.4 :21
・H25.10.15 :21
・H25.10.1 :19
・H25.10.4 :19
・H25.9.26 :13
・H25.10.1 :18
・H25.9.24 :11
〇那須町
・H25.10.15 :10
・H25.10.22 :12
・H25.10.15 :11
・H25.10.7 :17
・H25.10.4 :11
(ソース)
・厚労省のHP:食品中の放射性物質の検査結果について(第760報)PDFファイル
(2013年11月5日公表分)
*栃木県の玄米の検査結果は、表中の通し番号604から718までです。
*PDFファイルは、厚労省の次のページにアップされています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000028565.html
■岩手~東京・埼玉・神奈川~静岡にセシウム降下
先日の記事でも触れましたが、2013年9月に入ってからも、北は岩手県から、関東は東京都、埼玉県、神奈川県など、西は静岡県にまで放射性セシウムが降下。
栃木県宇都宮市でも、微量ですがセシウムの降下が報告されています。
2013年9月の環境放射能水準調査結果(月間降下物)は、以下のとおりです。
*数値は、左側がセシウム134、右側がセシウム137。
*単位はMBq/km2。1平方メートル当たりのセシウム(Bq)に置きかえられると思われます。たとえば、10メガベクレル/平方キロメートル=10ベクレル/平方メートル。
〇 岩手県(盛岡市) 0.17、0.39
〇 宮城県(仙台市) 0.45、0.98
〇 秋田県(秋田市) 不検出 [ND]、0.13
〇 山形県(山形市) 0.30、0.72
〇 福島県(双葉郡) 231、492
〇 茨城県(ひたちなか市) 6.9、14
〇 栃木県(宇都宮市) 0.40、0.91
〇 群馬県(前橋市) 0.76、1.5
〇 埼玉県(さいたま市) 0.32、0.70
〇 千葉県(市原市) 0.72、1.5
〇 東京都(新宿区) 0.69、1.6
〇 神奈川県(茅ヶ崎市) 0.35、0.70
〇 新潟県(新潟市) 不検出 [ND]、0.045
〇 石川県(金沢市) 不検出 [ND]、0.034
〇 山梨県(甲府市) 不検出 [ND]、0.13
〇 長野県(長野市) 不検出 [ND]、0.068
〇 静岡県(静岡市) 0.054、0.12
上記の測定結果は、当ブログの次の記事に記載しています。
・【2013年9月もセシウム降下中】 岩手~東京・埼玉・神奈川~静岡
セシウム137の半減期は30年。放射能汚染の影響はすぐにはなくならないと思われます。ですので、引き続き放射能関係のニュースには、気を配るのがよいように感じます。
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