■東京のウナギから続々とセシウム
11月7日 厚生労働省公表の放射能の検査結果によれば、東京都 江戸川区のウナギから続々と放射性セシウムが検出されました。セシウムが測定されたのは、「旧江戸川」、「旧江戸川河口域」、「新中川」、「中川下流域」、そして「荒川下流域」のウナギです。
旧江戸川河口域 のものからは、1キロあたり22ベクレルという測定結果が出ています。
検査結果は次のとおりです。
※単位は1キロ当たりのセシウム合計(ベクレル)。
※測定器はゲルマニウム半導体検出器。
※日付は採取日。
※いずれも非流通品。
〇江戸川区 旧江戸川
・H25.10.28: 7.3
・H25.10.28: 9.6
〇江戸川区 旧江戸川河口域
・H25.10.28: 22
〇江戸川区 新中川
・H25.10.28: 6.4
・H25.10.28: 15
〇江戸川区 中川下流域
・H25.10.28: 8.9
・H25.10.28: 7.3
〇江戸川区 荒川下流域
・H25.10.28: 12
・H25.10.28: 5.9
・H25.10.28: 4
(ソース)
・厚労省のHP:食品中の放射性物質の検査結果について(第762報)
(2013年11月7日公表分 PDFファイル)
*東京都の「うなぎ」の検査結果は、表中の通し番号903から920まで。
*PDFファイルは、厚労省の次のページにアップされています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000028781.html
■2013年も東京などにセシウム降下
先日の記事でも触れましたが、2013年9月に入ってからも、首都圏では東京都、埼玉県、神奈川県などに微量の放射性セシウムが降下。
2013年9月の首都圏の環境放射能水準調査結果(月間降下物)は、以下のとおりです。
*数値は、左側がセシウム134、右側がセシウム137。
*単位はMBq/km2。1平方メートル当たりのセシウム(Bq)に置きかえられると思われます。たとえば、10メガベクレル/平方キロメートル=10ベクレル/平方メートル。
〇 東京都(新宿区) 0.69、1.6
〇 埼玉県(さいたま市) 0.32、0.70
〇 千葉県(市原市) 0.72、1.5
〇 神奈川県(茅ヶ崎市) 0.35、0.70
全体の測定結果については、当ブログの次の記事に記載しています。
・【2013年9月もセシウム降下中】 岩手~東京・埼玉・神奈川~静岡
セシウム137の半減期は30年。放射能の影響はすぐにはなくならないと考えられます。ですので、食品や土壌の放射能汚染のニュースには、引き続き気を配るのがよいと思います。
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